時と時空の思い06
封印の解けた犬夜叉は、あっという間に百足女郎を倒
してしまった。
「かごめちゃん。あの肉片光ってるよ」
「あっ本当だわっ!光ってる」
かごめちゃんは、慌てて肉片に駆け寄って行くと、肉
片から玉を取り出した。
取り出された四魂の玉は、かごめちゃんの手の上で怪
しく光っている。
「四魂の玉って・・・つまり妖怪が強くなるため
の・・・?」
そうつぶやくかごめちゃんに犬夜叉は・・・。
「そうさ!人間が持っていてもしょうがねぇ物だっ。
俺の爪の餌食になりたくなかったら大人しく四魂の玉
わたしなっ」
ゴキゴキと爪を鳴らしながら近づいて行く。
「だめっ!かごめちゃん、わたしちゃだめっ!」
私がそう言って犬夜叉を睨みつけると、犬夜叉は顔を
顰めた。
「やっぱり!の奴まで連れて、余計に桔梗じゃねー
かよ。手加減なんてしねー。特に、気に入らねー匂いの女にはな!」
そう宣言した犬夜叉は、凄いスピードでかごめちゃん
に飛び掛かった。