時と時空の思い04






はい。

ただいま私の横で、完全に私の事をのけ者にかごめち
ゃんと犬夜叉の二人で言い争ってます。

のろけ?ねぇのろけですか?????


「ふざけんな!こんな鼻持ちならねぇ匂いの女お前の
他に・・・しかも・・・。ん?桔梗じゃねぇ」


「わかった?私の名前は、かごめ。かっごっめっ」


「桔梗はもっと賢そうだし、美人だ」


「なっ・・・・・・・」



夫婦漫才かよぉぉお!!


ガッ!

あぁ。夫婦漫才している間にグルグル巻きだよ・・・。

えっ?私はもちろん逃れてますよ?

「あっー」


「かごめちゃん!」


がしっ!!!


その時。かごめちゃんは思いっきり犬夜叉の髪の毛を
握り締めた。

よしっ!



「かごめちゃん!絶対その髪放しちゃ駄目だよ!妖怪
は放しなさいよ!!!」

ついでに、妖怪を岩でガンガン殴ってみた。

「ええ!妖怪!放しなさいよ!」

「いてててて。お前が放せっ」


ああ。確かに髪の毛は痛いけどがんばれ犬夜叉。

「犬夜叉が目覚めた!?(永遠にとけぬはずの封印がな
ぜ?)」


楓おばあちゃんは驚きで呆然と犬夜叉を見つめてい
る。

そのあいだにも。


「面倒だ。この体、四魂の玉ごとくろうてやる」


うはぁ。


妖怪の口が耳のわきまで裂けていく。


「なっ、やめてーーーーーーーー」

バシッ。

恐怖でかごめちゃんの手から光が放たれ、妖怪の体が
くずれた。


周りのみんなも、もちろん知っていた私も、みんな驚
いているが、どうやらかごめちゃんが一番驚いてい
る。


「お〜の〜れ〜っ」


「かごめちゃん気おつけて!!!!」




!!!


おそかった。


すでに、妖怪はかごめちゃんの横腹に食らい付いてい
た。


すると、そこから漫画のとおり四魂の玉が飛び出してきた。







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