時と時空の思い02






あれからどうなったかと言うと、ストーリーどうり、後
ろ手に手を縛られて引っ立てられます。
漫画では意識せずに見ていたけど、こんなに恥ずかし
いなんて・・・・・。

「顔をお見せ?」

隣ではかごめちゃんが楓おばあちゃんに両頬を挟まれ
て右に左とジロジロと眺め回されている。

「もっと賢い顔ををし」

「桔梗お姉様ににている・・・」

まあ、生まれ変わりだし、似ているのだろう。

「お前もだよ?」

えっ?私もですか???

いやいやいや、顔痛いですょ。

そうぎゅうぎゅうとつかまれては、顔がやばいことに
なってしまう。

「まったく不思議な事もあるものだ、おぬしまで
様に似ている・・・・」

だっ誰ですか?
犬夜叉にそんな名前のキャラ居たっけ????

・・・・・新キャラ・・・・・?

「だれなんですか?そのさんって」

私がそうたずねると楓おばあちゃんは何か遠くを見る
様に懐かしげに話し始めた。

「桔梗はわたしの姉でな、村を守る巫女だった。もう
五十五年も昔・・・わたしが子供の頃に死んでしまっ
たがね。そして様はお姉様の友達で、妖怪とも仲
がいい巫女だった。良くお姉様の所に遊びに来ていた
が、森の奥深くに住んでいたようで暫くたってから、
お姉様が死んでしまった頃妖怪とのいざこざで死んでしまったと・・・」

なんだろう、原作は違ってきている・・・。
私がここで本当にとして前世に存在していたなんて!   

ドキドキと心臓の音が聞こえるようだ。

ぁぁぁあ救心プリ〜〜〜ズ!!!!!

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その夜、そろそろ事件が起こる時刻では?
正直あの妖怪とご対面は遠慮したい。

わーーー!!!
ザワザワ


・・・・・。やってきたみたいです。
「何事じゃ!?」

楓おばあちゃんが飛び出して行く後ろから、かごめち
ゃんと一緒に飛び出して外に出る。と、そこにはまる
で現実だとは思えない光景がひろがっていた。


ううう。


はっきり言って、これは序の口なのは分かっていても、
怖いものは怖い。というか気持ち悪いです。


「し〜こ〜ん〜の〜玉よ〜こ〜せ〜」

きもいきもいきもいきもい〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。


「四魂の玉だと!!おぬしら持ってるのか!?」

モチロン

持ってるよ!!私ではなくかごめちゃんが持ってますよ。



とは言えないです。それに渡せないし、体内だから・・・。


「これは枯れ井戸に落とすしかない」

「枯れ井戸?」

「犬夜叉の森にある」


かごめちゃんははっとして辺りを見渡した。



私が呆然とこの光景を眺めている間にも話しは進んで
いる。

百足女郎は大暴れしてるし、もう大騒ぎだ。


「森はどっち!?」

「ほら、あっち。光って見える所」





あっ言っちゃった・・・。



って、・・・・なんで?何で私にも見えてるの〜〜!?




「あっちね!?」




私はとっさにかごめちゃんと一緒に走り出した。
めざすは・・・犬夜叉の森!!!!







「あの娘達今なんと?」


後ろの方から驚いた楓おばあちゃんの声がかすかに聞こえた。



とりあえず今は走って走って走るしかない!


・あとがき・

なんだんか、楓おばあちゃんの口調が分かりません;





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